
甘利製作所はこんな会社です
四代にわたり受け継がれる職人の魂と、ものづくりへの尽きぬ情熱。
私たちは金属精密加工を主軸に、長年にわたり多様なパーツ製造に取り組んできました。
時代のニーズを感じ取り、磨き上げた技術と現場で培った創意工夫そして粘り強さを武器に、自社製品の開発にも果敢に挑戦してきました。
伝統に甘んじることなく、進化を続けることを信条としています。
「良いモノ」は、信頼と対話から生まれるもの。
クライアントと膝を突き合わせ、一つひとつの製品に真摯に向き合い、納得のいくカタチを共に創り上げます。

当社の特徴
創意工夫
かつては世の中にないモノを製造し送り出したメーカーでした 昭和初期、創設者の甘利明治は製造のみにとどまらず、製品開発にも注力し、特許も数多く取得した発明家でもありました。
工業用洗濯機の開発製造販売を期に、高性能インバター発電機の開発製造販売、超音波カッターの開発製造販売を手がけてまいりました 製造の効率化をあげるための治工具製作ノウハウは現在にも受け継がれており、その独創性は当社の強みでもあります。

柔軟性
日本産業において、景気や技術の革新で大きく影響を受けた激動の時代その時々に世の中に求められる製品を手がけてまいりました。ご依頼主が納得できるものを膝を突き合わせ、とことん完成度を高めてきました。現在では試作品及び小ロットの量産品を得意とし、半導体製造装置の部品を主に供給しています。

製品へのこだわり
当社の製品には外観の美しさや手触りに至る隅々まで、手間を惜しまず作り上げています。ものづくりにかける想いは人一倍です!
例えば、バリ取り。図面にはない処理も、惜しみなく手間をかけて作り上げます。

ものづくりエピソード
永年のものづくりの経験の中で、多くの技術を培ってきました。
苦労が多い分、得られるノウハウは製造業の成長へとつながります。
当社の開発エピソードをご紹介します!
噴水ノズルの開発
〜水を制御するノウハウ
時は平成5年6月、当時の皇太子殿下のご結婚を祝して記念 噴水公園が皇居外苑に建設されました。公園ののメインとなる大噴水のノズル製作を当社で担当させて頂きました。当時はノズルを専門とするメーカーも少なく、金属加工を得意とする当社であっても高く美しく水を揚げるためのノズル形状を生み出すまでには多くの試行錯誤がありました。水を制御するメカニズムのノウハウは、ポートピア、ハウステンボスなどでも活かされ、電気を使わず制御するための水圧リフトの開発などにも携わりました。

現代につながるアナログGPS
〜世界の航海を支える精密技術
六分儀(セクスタント)とは、太陽や星の高度角を測定することで船の現在地を割り出す航海用の測量器具です。
GPSなどのデジタル機器が主流となった現代においても、万一の機器故障時に備えて、船舶には六分儀の搭載が国際的に義務付けられています。そのため、六分儀は今なお世界の航海を支える重要な装置として使われ続けています。
当社は、昭和30年代より六分儀の中核部品であるアーム部の製造を担ってきました。このアーム部は、観測における角度精度を左右する要のパーツであり、その製造には極めて高い技術力が求められます。部品表面の平滑性と、わずかな誤差も許されない厳しい公差管理は、六分儀全体の精度と信頼性に直結する要素です。
当社では、専用治具を用いた高精度かつ安定した加工技術を確立。熟練の技術者による工程管理と先進設備の融合により、世界の一流六分儀メーカーから長年にわたり信頼をいただいております。
現在では、日本製六分儀が全世界のマーケットで高いシェアを誇るまでになっており、その基盤を支えているのが、当社の精密加工技術に他なりません。
今後も、伝統的な航海技術を守り、未来の安全な航海を支えるために、確かなものづくりを追求してまいります。






